【読書を始めたきっかけ】
小さいころから、本を読むのはわりと好きなほうだった。
学校の読書の時間が好きで、小説を読むのが楽しかった。
漫画はあまり買ってもらえなかったけれど、「本」なら買ってもらえることが多かったのもあって、自然と読む習慣ができていたのかもしれない。
でも、「ちゃんと本を読もう」と思うようになったのは、社会人になってからだった。
あるとき、「月に7冊以上本を読む人は、全体のたった3%しかいない」という話を聞いて、妙に心に引っかかった。
たった3%。
逆に言えば、「本を読む」ってだけで、自分はその少数側に行けるんだって思った。
それからは、意識して本を読むようになった。
今はオーディオブックもあるから、読む手段もいろいろ選べる。
僕はよく【Audible】を使っていて、移動中や寝る前の“ながら読書”ができるのが便利。
特に活字に疲れているときでも、本の世界に浸れるのはありがたい。
▶ 30日間無料で試せる → Audible公式サイトはこちら

本を読む時間がとれない人にも、Audibleはかなりおすすめです。
「通勤中に気軽に聴ける」「ながら読書ができる」って、すごく気楽なんですよね。
【読書を続けて感じた変化・気づき】
本を読むことを意識し始めてから、少しずつだけど、自分の考え方が変わっていった。
たとえば、自分の気持ちをうまく言葉にできなかったとき、誰かの書いた文章が「まさにこれだ」と言ってくれるような感覚になることがあった。
読みながら、自分の心の中を整理してくれているような、そんな不思議な時間だった。
本は、現実を忘れさせてくれるものだと思っていたけど、
むしろ、現実を“少し前向きに”見せてくれるものだと気づいた。
さらに、読書を続ける中で気づいたのが、「アウトプットすることの面白さ」。
面白かった本の話を人に伝えたり、自分の考えを書き出したりすることで、
自分の中にしっかりと“言葉として残る感覚”があった。
考え方も、いろんな著者の意見を取り入れることで、少しずつ広がっていく。
「これいいな」「やってみたいな」と思ったことはすぐ実践するようになって、
自分の中で“読んだだけじゃ終わらせない”読書が楽しくなっていった。
このブログを始めたきっかけも、実は一冊の本だった。
読んだあと、「自分でも何か発信したい」と自然に思えたのは、それだけ本が背中を押してくれたということなんだと思う。
本を読むことが、少しずつ自分の思考を整理してくれて、
人と話すときや、自分の中で答えを出したいときに、ひとつの軸になってくれている気がします。
そしてこのブログを始めたのも、実は読書がきっかけでした。
「自分の感じたことを、残したい」「誰かに伝えたい」——
そんな想いが、少しずつ言葉になって、このブログという形になりました。
▼ ブログを始めたきっかけになった本の紹介記事はこちら
【印象に残っている2冊の紹介】
そんなふうに読書を意識するようになって、
「よし、まずは1冊買ってみよう」と思って選んだのが、実は2冊だった。
どちらも、これから何かを始めたいと思っていた自分にとって、ぴったりの本だった。
『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』著:キム・ダスル|ダイヤモンド社(2024年3月6日発売)
最初に手に取ったのがこの1冊だった。
タイトルの通り、「気分さえ整えば、人生の流れも変わっていく」というメッセージがすっと入ってきた。
特に印象に残っているのは、
「世界は変えられないけど、気分は変えられる」
という言葉。
うまくいかないことや、自分ではどうしようもない状況が続いていた時期だったからこそ、
この言葉に、すごく救われたのを覚えている。
目次がわかりやすいのもありがたくて、
悩みに応じて読みたいページにすぐ飛べる。
今でも気分が落ち込んだ時、悩んだ時に、パッと開いて使っている“お守りのような本”だ。
『数値化の鬼 ── 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法』著:安藤広大|ダイヤモンド社(2022年3月2日発売)
もう1冊、一緒に最初に買ったのがこの本。
『人生は「気分」が10割』が感情や気分の整え方を教えてくれた一方で、
この本は“感情を切り離すための思考”をくれた。
特に印象に残っているのが、
「目標とは地図である」
という言葉。
なんとなくの「がんばる」ではなく、
ゴールまでの道筋を数値で描くことで、自分がいまどこにいて、どこを目指すのかが明確になる。
それだけで、行動のブレが少なくなることを実感できた。
あいまいな情報ではなく、数値に置き換えること。
それは決して冷たいやり方ではなく、「迷いを減らすための技術」なんだと、この本は教えてくれた。
感情と数値。
最初に選んだ2冊が、正反対のようでいて、今の自分の思考のバランスを作ってくれた気がしている。

コメント