料理を始めたきっかけ
料理を始めたきっかけは、正直に言うと「モテたかったから」だった。
当時20歳。年上の女性にモテたいと思ったものの、特別な才能があるわけでもなく、お金もない。
それなら、「自分にできることをしよう」と考えたときに浮かんだのが――料理だった。
「手料理をふるまえたら、ちょっとかっこいいかもしれない」
そんな軽い気持ちから始まった僕の料理生活。
最初は、クックパッドやデリッシュキッチンを見ながら見よう見まねで作ってみた。
でも、なかなか思ったような味にはならず……正直、まずかった。笑
今思えば、下味をつけていなかったり、塩の量が足りなかったり。
美味しくなるはずがない、という失敗ばかりだった。
それでも、何度も失敗しながら作り続けるうちに、少しずつ“コツ”みたいなものが見えてきた。
「この料理、前より美味しいかも」と思える瞬間が、少しずつだけど増えていった。
火加減やタイミングもあるけれど、特に違いを感じたのが——調味料だった。
同じメニューでも、使う調味料ひとつで味の印象がまったく変わる。
安い食材でも、調味料を変えるだけでそれっぽい味になるのが面白くて、
気がついたら、スーパーやネットで「ちょっと変わった調味料」を探すようになっていた。
調味料ベスト3発表!
いろんな調味料を試していくうちに、
「これ入れるだけで、なんかプロっぽくなる」っていう一本に出会うことが増えてきた。
ということで、今の僕が特に信頼している調味料ベスト3を紹介したい。
🥇 第1位:マキシマム(オリジナルスパイス)
肉料理の味が変わる、魔法のスパイス。
塩・胡椒・うま味・香りがぜんぶ入っていて、これひと振りで完成する感じ。
特に、鶏肉を焼くときやハンバーグに混ぜると、味がしっかり決まってくれる。
「とりあえずマキシマムかけとこ」でだいたい正解。そんな信頼感がある。
🥈 第2位:YOUKI 鶏がらスープ(無添加)
濃すぎず、でもしっかりうまい。
チャーハン、スープ、煮物まで、万能に使える優等生。
一般的な中華スープの素よりもやさしい味わいで、料理に合わせやすいのがポイント。
スプーン一杯で「あ、整ったな」って思える瞬間がくる。
🥉 第3位:李錦記 豆板醤(チューブタイプ)
中華料理を作るときの必需品。
これを入れるだけで一気に“本格感”が出る。
チューブなので少量から使いやすく、野菜炒めや麻婆豆腐にも便利。
僕の中では、「冷蔵庫にこれがない=中華できない」くらい必須調味料。
調味料で料理が変わる、自分も少し変わる
材料も作り方もほとんど同じなのに、調味料を変えるだけで驚くほど味が変わる。
「なんか今日のうまいな」と思えたときの、その“うまい”は調味料が支えてくれていた。
自分の中で、“これを入れれば味が決まる”っていう感覚ができてくると、料理にちょっとだけ自信が持てるようになってくる。
味付けが決まると、不思議と気持ちまで整う。
モテたくて始めた料理だけど、
気づけば「自分のために作る時間」や「味を整える感覚」そのものが、自分を整えることにもなっていた。
たかが調味料。でも、僕にとっては“ちょっと前向きになれるスイッチ”みたいなものになっている。

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